まずは超ざっくり要点(TL;DR)
- SHIBはイーサリアム上のERC-20トークン。2020年に匿名の「Ryoshi」が立ち上げた“コミュニティ主導”のミーム系暗号資産。
- 最大の出来事は2021年の410兆SHIBバーン(発行量を焼却)。イーサリアム共同創業者Vitalik Buterinが実施。希少性の象徴的イベント。
- ShibariumはSHIBのレイヤー2。低コスト・高速を狙い、2023年8月メインネット開始。一部再始動を経て現在も改善が続く。
- エコシステムには BONE(ガス&ガバナンス)/LEASH(希少トークン)/TREAT(リワード) などがあり、ShibaSwapというDEXも提供。
- 初心者のコア手順は「口座開設 → 少額購入 → 安全に保管 → 送受金はルールを理解」。税金や詐欺対策も必ずチェック。
用語の確認(シンプル型)
- ミームコイン:ネット発のネタ性・コミュニティ色が強い暗号資産。
- バーン(Burn):トークンを“二度と取り出せないアドレス”に送って流通量を減らす行為。
- レイヤー2(L2):メインチェーン(例:イーサリアム)の外で処理して手数料や混雑を軽減する仕組み(例:Shibarium)。
- DEX(分散型取引所):中央管理者を置かず、ユーザー同士で暗号資産を交換できる仕組み(例:ShibaSwap)。
SHIBの基本
- 起源:2020年、匿名の「Ryoshi」により誕生。コミュニティ主導を掲げ、Dogecoinの対抗馬として注目を集める。
- チェーン:イーサリアム(ERC-20)。ウォレットや取引所の対応が広いのが強み。
- 象徴的イベント:2021年に410兆SHIBがバーンされ、流通量削減と話題性が拡大。
エコシステムの全体像
- Shibarium(レイヤー2)
- 目的:手数料の低減・処理高速化、アプリ展開の土台づくり。
- 状況:2023年8月にメインネット開始。初期トラブル後に再始動・最適化。
- 主要トークン(役割ごと)
- SHIB:エコシステムの中核トークン。
- BONE:Shibariumのガス代&ガバナンス。供給は上限2.5億枚が目安とされる。
- LEASH:希少性の高いトークン。2025年に“供給増”問題が浮上→安全性を高めるための「LEASH v2」移行計画が公表。
- TREAT:リワード&アクセス用トークンとして設計(エンゲージメント報酬など)。
- ShibaSwap(DEX)
- できること:スワップ、流動性提供、ステーキング等。SHIB/BONE/LEASHが連携。
- バーン仕組み(概念)
- 目的:流通量を減らして希少性を高める試み。コミュニティ主導のバーントラッキングもある。
歴史(タイムライン)
- 2020年:匿名のRyoshiがSHIBをローンチ(ERC-20)。
- 2021年5月:Vitalikが410兆SHIBをバーン。一部は慈善団体へ寄付、残りを焼却。象徴的に希少性が強調。
- 2021年7月:DEXのShibaSwap公開。エコシステム拡大の起点に。
- 2023年8月:Shibariumメインネット。初期の再始動・最適化を経て運用フェーズへ。
- 2025年:LEASH供給増問題→「LEASH v2」移行計画を発表(監査完了後に移行開始の方針)。
仕組みをもう少し深掘り
- なぜSHIBはイーサリアム上なの?
- 既存のセキュリティ・インフラ・ウォレット互換性を活用できるから。
- Shibariumのメリット
- 少額決済やゲーム/DeFiを想定し、低コスト&高速で使いやすい。
- BONEでガスを支払い、一部設計ではSHIBバーンに寄与する動線がある。
- バーンは価格を上げるの?
- 供給減は理論的に希少性を高める要因だが、需要が伴わないと価格に直結しない。市場全体やユースケース拡大とセットで考えるのが現実的。
初心者がSHIBを始める手順(安全重視)
- 取引所で口座開設
- 国内or海外の“信頼できる”取引所を選ぶ(手数料・扱うチェーン・出金可否・本人確認の速さを比較)。
- 少額から購入
- まずは少額で体験。価格変動(ボラティリティ)が大きい点を理解。
- 安全な保管
- 取引所保管:手軽だがハッキング・破綻リスクに注意。
- 自己保管(ウォレット):ハードウェアウォレットや、Shibariumを使うならBONEガスの準備も検討。
- 送金の基本
- どのチェーンのSHIBか(Ethereum / Shibariumなど)を必ず確認。チェーン間ミス送金は原則戻らない。
- 情報源の確認
- 公式サイトや公式X(旧Twitter)、ディスコードなど一次情報を中心に。うわさ・詐欺サイトに要注意。
よくある質問(FAQ)
- Q. SHIBとBONE/LEASH/TREATの違いは?
- SHIB=基軸トークン、BONE=Shibariumのガス&ガバナンス、LEASH=希少トークン(2025年にv2移行計画)、TREAT=報酬&アクセス用。
- Q. Shibariumはもう使える?
- メインネット稼働中。初期不安定の後、再始動と改善が進んできた。
- Q. バーンはどこで確認できる?
- コミュニティのShibburnなどで追跡指標をチェック可能。
- Q. 価格予想は?
- 将来価格は誰にも断定不能。バーン・ユースケース・市場環境(BTC/ETH、金利、規制)など多要因。
- Q. リスクは?
- 価格急変、スマートコントラクト不具合、LEASHの供給問題のような設計リスク、詐欺(偽サイト・偽トークン)、税務。
リスク管理(ここが超大事)
- 分散投資:SHIBだけに集中しない。
- 公式リンク以外は踏まない:エアドロップ詐欺/フィッシングが横行。
- 送金テスト:初回は少額テスト送金を徹底。
- 税金:暗号資産の利益は課税対象。必ず最新の税制を確認。
- アップグレードの把握:LEASH v2のように重要告知が出たら、公式手順と期限をよく読む。
公式&基礎リソース(ブクマ推奨)
- Shib.io(公式ポータル):最新アナウンス・各トークンの説明。
- BONE公式ページ:役割・ガバナンス・ガス説明。
- TREAT公式ページ:報酬・アクセス設計。
- ShibaSwap(公式DEX):スワップやLP提供の入口。
- Shibariumの基本解説:ローンチ時期・目的・仕組み。
- 410兆バーンの一次情報:出来事の背景と規模。
まとめ
- SHIBは“コミュニティ主導”から生まれたミーム発の大型プロジェクト。
- Shibarium(L2)・BONE/LEASH/TREAT・ShibaSwapなど実用面を広げる基盤が整備され、「ただのミーム」からの脱皮を図っている。
- とはいえ、価格は常に不確実。バーンやアップグレードは長期の土台であって“即上昇の保証”ではない。小さく試して安全第一が基本。
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